チャイナさん

昨夜、ギュ−ン祭りに行きまして、十三fandango行きました。
入り口正面の落書き壁、まだ白紙状態のまんまやねんね。
へぇーとか、思いつつ、入場。


4、5年前のギュ−ン祭りで、indian no echo sine bine no!は、初めてfandangoでライブをやりました。
それまで、よく、ライブを普通に見にきていた箱だったので、割と気分が浮き足立ったのを、少し憶えている。


その時、music start against young assaltを、初めて知った。
うちら、メンバー三人とも、『ぬおおお!かっちょいい!!!』と、やられた。<テープ録音、駆け付けたもんな。>
冷ややかでで熱く、シンプルに、明晰に展開していく、質感や明度に、引き込まれた。んで、やっぱ、チャイナさんが、超格好良かったすよ。


シンプルな事をしてるのに、音のキレ、鳴りが、何か独特で、女の人やし、凄く、意識したのを憶えている。
けど、喋ると、おばはんでおっさんで、、、仰天した、あれれれれと。<笑>


私は、ドラムやってるのに、あんまドラマーには興味なくて、何か雑なドラ感性をしていると思われるのですが、ゆいつ、チャイナさんの感じには、がぶついて、意識してました。観察ファンでした。
ドラムの話は、あんまりしなかったけど、たまに先生!教えて!みたいな会話になると、『とにかく、自分が楽しいと思えるようにやる事やで』
と、ゆわれたな。


集中力の凄い人だな、といつも感じた。爆発の瞬発力というより、持続していく、集中力。『何となく』のない、強い意思。
羅針盤の時の、独特の間合いも、何かびっくりした。歌う人やなぁと思った。


昨夜のギュ−ン祭りの4バンド終了後、客席ビデオで、羅針盤フジロックと思われる、ライブ映像が、流れた。
チャイナさんは、いつもの真一文字の顔で、流れて来たかの自然な笑顔で、ドラムをメンバーのど真ん中で叩いていた。


一番好きだったのは、あの姿やねん。
タンクトップ着て、真一文字に口を閉じきって、叩く姿。


真似なんか、出来っこない。あの真一文字。
私は、今でも、いつも ドラムセット触れる時、チャイナさんの事、ふと思い出してて、その気持ちについて、意識して、考えたことなんてなかったけど。
私の中の何か、ルールみたいな何かを、チャイナさんのドラム姿を見る中で、無意識に見い出してるんやと、今思った。


全然、信じれてないけど、御冥福を祈ります。